12インチ・シングルって今イケてるのか |
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2022年 08月 19日
ニュー・オーダーの英国で最も売れたシングルとして有名な”ブルー・マンデー”であるが、その初期プレスは6万枚でマトリックスはFAC-73 A-1 MT.1とあるらしい。
おおっ、というこで、早速、実家の手持ちのこの盤を確認してみた。 私の手持ち盤、ブルー・マンデーも初期の変形ジャケット、(フロッピーディスクを模したものだと言われている)それに、シルバーの中袋がついたタイプだ。当然、英国盤という認識である。だがだ、私のは手書きで、FACTUS-10とあるだけ、う~ん、おかしいな。レーベルを確認するとほぼ、英盤 BLUE MONDAYと同じ、だが、よくみると、本作品レコード番号、FAC-73の表記がない。代わりにあるのが、FACT US10という表記。USという文字からこれはUS盤、私が持っているのはなんと米盤だったということになる。だが、この変形ジャケットは英のみじゃなかったか? う~む、米盤でもこの仕様でリリースされたのか。それとも、ジャケが英、中身が米というイレギュラー盤なのか。 だが何より、この12インチ・シングル、オリジナルではない米盤にしろ、とにかく、やかましい、とんでもない音がする!! 何かトチ狂ったような、タカが外れたような、音の塊、いや、音の壁。この時代のウオール・オブ・サウンドか。何かこの音を、解像度、歪比、ダイナミックレンジ等、オーディオ的に、批評するということが無意味なような気がする。 米盤で、この迫力とすれば、英その初期プレスと聴き比べたいという欲求に駆られる。さらには、当時の日本盤は12インチ45回転仕様だったという。これは、これで、これにも興味が沸く。 これは、やっぱし、サッチャー政権下、一週間、汗と油にまみれて働いたマンチェスターの若いモンがハシエダなんかで憂はらすには、こんくらい音にインパクトないとダメだったということか。ここで関西の方がよく使うところの、よう知れんけど・・・。(笑) とはいえ、全体のサウンドは無機質で、なんか、1983年頃の坂本教授が速攻二分くらいで作れそうな楽曲。かぼそいヴォーカル、そのギャップがたまらない。恐らくこの曲がヒットした要因というのは、反復する無機質な、振動、ビート、それまでの黒人系ダンス音楽の高揚感とは違う、覚醒感をもたらす新たななるノリ。そして、フロントマンだったイアン・カーティスの突然の死、喪失感満ち溢れたこのヴォーカルの相反する対比だと思うがいかがなものだろうか。 そして、ダンス・ミュージックの本場、米でもじわじわ浸透。それを受けて大御所、当時、大統領より忙しいと言われたクインシー・ジョーンのリミックス盤までリリースされる。 わが青春を過ごした1980年代。この頃リリースされた、12インチシングル、というのは実にカッコ良かったんだよね。私、実家にいまでもずいぶん持っているな~。 12インチ・イングルって、今、イケてるのか。なんか、安い値段でさばかれてるような気がするけど。長尺ヴァージョンとか、単なる水増しだろうと。 でもね、よくよく考えると、この12インチって、DJが、ライヴ・ハウス、クラブ、ホールみたいなところで、所謂、それぞれのハコ、充分、音をいきわたらせるように作ってあると思う。だから、プロ仕様でもあるわけだ。だから、いい音するのも当然のことなのか。 ナニ、このレコード、裏表で一曲づつしか入ってないの!と若者に言われそうな気がするが。(笑)
by senriyan
| 2022-08-19 16:27
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