雨降りなのだがミステリーは赤点覚悟で知らないレコードを買ってみたり |
白人男性ヴォーカルなら、きっとさっぱりと軽やかな感じなんでしょうね。
EPはジャケ写がイカしたのが多いから、購買意欲をそそりますよね。
これが、他の楽器のソロイストとかだったら、もっと、知られているかもしれません。ヴォーカルだからこその、この知名度なのかな。
ですが、これは、良いと思います。
知らないレコードを買う楽しみ、久しぶりに味わいました。
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2016年 11月 20日
まあ早い話し、雨のなか都心に向かい、レコードを買いに行った。それだけのことなんですけど。 それで、このレコードを見つける。 EDWIN RUTTEN AND GOLD COAST COMBO "swingin' swayers" 蘭 delta EP プライスカードにはベリー・レアとある。だが、ぼくでも買えない金額ではない。このところ、こういう欧州ジャズのシングルも安くなってきているのかしらん? 試聴をしながら、しばし、購入の検討をする・・・。 ピアノ・トリオをバックに男性ヴォーカルが巻き舌ぎみで歌う。マット・デニスや、ボブ・ドロー、ボビー・トゥループ、マーク・マーフィなんかの白人ヴォーカルの影響をモロに感じる。 じゃ、珍しいからと言って、そんな安くもない金払って、わざわざ、オランダだかの知らん兄ちゃん達のレコード買うこともなかんべぇ、そうしたオリジナルの米ジャズ・ヴォーカル聴けばいいんだべ、というもう一人のぼくが言う。 だが、こうした欧州ジャズメンのレコードというのは、そういうことを分かっていながらも、手にしたくなる魅力があるのも事実だ。 それとは、一体どういうことなのだろうか? 結局は、コテコテだとか、本当の黒人の濃い感覚、そうしたモノが分かっているようで、実はその本質が分かっていない自分が、こうした淡泊な欧州感覚の味を求めているということだろうか。 このレコードはこの7インチのサイズにオリジナルとスタンダードを含め5曲も詰め込まれている。で、小気味良さとともにあっという間に終わってしまう。軽い、軽すぎる。自ずとこれがジャズかと認めない者もいるだろうともう一人のぼくが言う。極めて、冷静なやつだ。 もう一度、頭から聴く、雨ということで、お客は自分しかいない。 だが、軽いが、軽薄ではない。筋が通った軽さである。 よく、レポートを提出して、添削されて、ここと、ここ、さらにはここもいらん、などと返えされ、自分の書いたものほんのわずか数行になっているという経験をしたことのあるぼくは、このムダ部分を排除しそうした潔さにも納得させられる。 買う気になって、もう一度、ジャケットを眺めてみる。 メンバーの姿は何処か野暮ったい。メンバーの姿は英のフリー・シネマの一場面を思わせる。お洒落な仏のヌーベルバーグなどの雰囲気ではない。ゴールド・コースト・コンボって、なぜに?。オランダであるのに。ゴールド・コーストって、オーストラリアの観光地だろうと。このエドウィン・ロッテンがどこかカンガールに似ているからか。 で、結局、このレコードを買って帰った。 ”こうした欧州ジャズメンのレコードというのは、そういうことを分かっていながらも、手にしたくなる魅力があるのも事実だ。” うん、なぜならそれは、ある方のブログでも書かれていたことではあるが、そこに、欧州ジャズメンたちの米国のジャズの深い愛情とリスペクトが見て取れるからだ。 つまりは、そうした憧憬というのは、同じ米国のジャズの深い愛情も持つ、我々ジャズファンのぼくらの気持ちともピッタリ一致するものであるということになる。 たとえ、コピーの延長であれ、そこで起こっていることが、高度であればあるほど、コアなジャズ・ファンの気持ちを熱くするのである。 つまりは、こんなブログとて、そうしたものが、なければダメなのである。 そんなことに気付かされた一枚。
by senriyan
| 2016-11-20 19:22
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Comments(2)
Commented
by
ルネ
at 2016-11-21 12:44
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これ、知らないなあ・・・ 欧州のEPは興味がなくて、全然知識がないからなんですが。
白人男性ヴォーカルなら、きっとさっぱりと軽やかな感じなんでしょうね。 EPはジャケ写がイカしたのが多いから、購買意欲をそそりますよね。
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Commented
by
senriyan at 2016-11-21 21:04
ぼくも、まったく知りませんでした。 恐らく、そうしたディスク・ガイドでも見たことはありません。
これが、他の楽器のソロイストとかだったら、もっと、知られているかもしれません。ヴォーカルだからこその、この知名度なのかな。 ですが、これは、良いと思います。 知らないレコードを買う楽しみ、久しぶりに味わいました。
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