2016年 06月 05日
ジャズ妄想夜話 第三回 マリガン・モンク 垣根越しの握手 |
ウエストコースト・ジャズの勇ジェリー・マリガンが単身ニューヨークに乗り込んでかのセロニアス・モンクとのトリオと共演した、”MULLIGAN meets MONK”というレコードは長い間、評価されなかったレコードである。

すなわち、ジェリー・マリガンのレコードとしても、セロニアス・モンクのレコードとしても、どこか中途半端ではなかろうかという位置づけ。
だが、近年このレコードは評価されつつあるように思う。ぼくの知っているジャズ通はみなこのレコードが好きだ。どうしてか?
モンクを知れば知るほどに、ジェリー・マリガンの音楽を聴けばきくほどに、このレコードは聴くものに面白さを与えてくれる。
そう、ジャズを知れば知るほどにこのレコードは旨味をまして聴こえてくるのである。極上の料理のように。
これは、その”マリガン・ミーツ・モンク”というレコードにまつわる ”なかったかも知れないし、あったかも知れないお話し”
ジェリー・マリガンは思案していた。

それは自分がまず言い出したことである。オレの音楽には何か新しいアイディアが必要だと。
だが、それについては、多くのものが苦言を呈する。
”セロニアス・モンクとの共演? おいそれだけはジェリーやめとけ。オマエが何を考えてるか良く分らないが、どう考えてもオマエの音(サウンド)とヤツ、モンクの音とは合わない。
とにかく、モンクのサウンドったら普通じゃない。普通じゃないやり方でやっている、まあ、黒人同志でモンクと共に生活しているような者なら、呼吸とやらで、あんなふうになるのかもしれないが、オマエはまずやめとけ。黒人のジャズ・ミュージシャンの間で物笑いのタネにされるだけだ・・・。”
また、あるものはこう言う。
”ジェリーあんたは今まで数多くのミュージシャンと共演盤を残してきた。スタン・ゲッツ、ジョニー・ホッジス、ベン・ウエブスター。そのどれもが素晴らしいと思う。その成功には、(”相手の個性を際ださせ、自らも生かすカウンターの名手”)("ブログ夢見るレコードから引用させて頂きました")そうした観念がそなわってるからだ。だが、セロニアス・モンクの音楽にはそうしたものが通じるかどうか・・・。私はその共演を勧めはしない。
また、毎朝、朝食をとるパンケーキの馴染みの店のおかみさんにも言われる。
”ジェリーやめときなよ。あんなヘンテコなジャズをやる人と関わるのは・・・”
極め付けは、長年、彼のバンドのベーシストを務めたビル・クロウのそんな会話。
ジェリー、ぼくらのリハーサルスタジオにモンクを招いた時のことを忘れたのかい? あの風変りの演奏のせいで、ぼくがベース・ラインを探すのにえらい苦労したことを。そうビル・クロウだけにビル・苦労だったよ。あの時、何かスタンダードをやろうってことになって、みんなで”二人でお茶を”をやったよね、
あの時の、その、お茶の苦さを、君はまさか忘れたわけではあるまい・・・”
だが、ジェリー・マリガンが思案していたのは別なところにあった。
モンクと演るのは決まったことだ。オレのなかでも。
で、セロニアス・モンクとやる黒人ミュージシャンは、どうこうあれ、みな、最終的にはモンクその世界、モンク国(こく)の住人となる。そして、そのモンク国の住人にふさわしい音を出す。
ジョニー・グリフィンだって、アート・ブレイキーだって、ジョン・コルトレーンだって、テナーサックスの父、コールマン・ホーキンスでさえ。
で、オレはそのモンク国の住人となれるのか?
いや、そういうことじゃないだろう・・・。
まず、オレはオレだ。
オレがやつらのようにプレイしても、やつらのようにはならんだろう。そう、物笑いのタネにされるだけだ。
そうさ、オレはオレ。
だが、あのモンクの圧倒的個性、音楽世界のなかで、オレは果たしてオレでいられるだろうか?
そんな思いを払拭する為に、彼はセロニアス・モンクのレコードを聴きまくる。
そして、レコーディングの日時は訪れる。
1957年8月13日 ニューヨーク reeves sound スタジオ。
暑さでアスファルトから湯気が噴出しているような街で、幾台ものアイスクリーム・トラックを見かける。
スタジオに入ると、そこにはすでに、セロニアス・モンクのバンドのメンバーであるベースのウイルバー・ウエアとドラムのシャドー・ウイルソンの姿がそこにあった。
”よっ、ウエスト・コーストのスターがお出ましだぜ。オマエさん、スタジオ間違えてるんじゃないの、こちらは、チェットもチコ・ハミルトンもあいにくのご不在だぜ” ドラムのシャドウ・ウイルソンが言った。
マリガンはサングラスを外しそれをシャツのポケットにしまうと、その言葉をシカトした。
もう一人の黒人、ウイルバー・ウエアをそっと覗き込みながら、マリガンは思う。
こいつは凄いベーシストだ。オレはベーシストには堅実さを求めるが、こいつのは、その対極にある何かだ。こいつが後ろで演奏するなり、バックの背景が変わってくる。途端の物語が息づき始める。それで、やつなりにその着下点が分かってる。
だらしがない酒飲み亭主で、毎晩、一晩中飲み屋をほつっき歩いても、最終的には翌朝女房のベッドに戻ってくる男。そんな話しを思わせる。
で、やつは多くのジャズ・フアンから変態ベーシストって影で言われてる。それをやつ自身は知っているのか?・・・・。
そんな思いを察したのか、ウイルバー・ウエアがマリガンに声を掛ける。
”おいマリガン、オマエもオレのことを変態ベーシストって思ってるのか?”
”まあな・・・”
二人の黒人ミュージシャンの目つきが鋭くなる。
マリガンは続ける。
”だが、その変態とプレイすることを真摯に望んでるオレは差し詰めチョーのつくほどのド変態って言ったところか・・・”
”ちげえねー”
ウイルバー・ウエアがそう言うと、”ウケルゼ~”と、シャドウ・ウイルソンも白い歯を見せて笑う。
そこにモンクがぬっと現れる。
一度面識のあるものの、その大男の姿からはやはり異様なものを感じる。あご髭、ハンチング帽、サングラス・・・。
”モンク2時間も遅刻だぞ。何処で何してきた。” プロデューサーのオリン・キープニューズが言った。
”風呂入ってた。” ぽつりとモンクは答える。
ジョークかと思ったが、サングラスを外したその眼は笑っていなかった。
モンクがピアノの前にゆっくりと腰かける。ウイルバー・ウエアとシャドウ・ウイルソンはすでにスタンバイは出来ている。
マリガンも首にバリトンを下げるとシャツの袖をまくる。
緊張していないと言えばウソになる。
”オレの曲をやりにきたんだろう。どうせ、オレのレコードしこたま聴いて。で、何からやる。”
モンクがそう言うと。
”ラウンド・ミッドナイトだ” マリガンはそう答える。
そこで、エンジニアのジャック・ヒギンズがテープを回す。
モンクがイントロを弾き出す。マリガンもそれに答えるようにそっとバリトンを絡めていく。
そして、あのメロディを吹き出す。スタジオに夜のとばりが舞い降りる。
そうして、そのままソロに入ってゆく。ウイルバー・ウエアの変態ぶりは今のところなりを潜めている。まるで、オレのプレイを熟知しているように。
マリガンのソロは、そんな夜が、決して黒人だけに来るものでないことを静かに主張しているかのようだ。黒人には黒人の問題があり、白人には白人の問題がある。そして、黒人白人どちらにもそんな夜がある。
そんな思いを受けて、モンクがソロ弾く。シャドウ・ウイルソンのブラシが冴えをみせる。そこにはやはり圧倒的なモンクの世界があった。まぎれもない確かな、ほかの誰でもないモンクの夜があった。
ナンバーは続いてゆく、その世界に引きずりこまれそうな力を感じる。モンクの一音一音に反応してしまう自分がいる。反応しても良いが、反応して適応してしまいそうになる自分がいる。モンク国、役所のその住民登録手続きの窓口に並ぶ自分を想像する・・・。
おつと、気づき、マリガンは踏ん張る。バリトンを吹き両足をひろげ。
モンクはぶれない、相手が誰あろとも、モンクは圧倒的にモンクのままだ。例え、その場に大統領がいようともモンクはただ自分の音楽をプレイする。
その時、何か、ある思いがマリガン気持ちをそっとよぎる。
オレはもちろんモンク国の住人ではない。黒人のように似せてプレイ出来ても、黒人にはなれない。が、オレとモンクの世界はつながっていると感じる。そう、モンクとオレは垣根を挟んだ隣同士だ。
プレイしながら、そんなふうに感じる。すると、肩の力がそっと抜ける。オレはオレだ。
セッションの最後に、モンクが言った。”何か、スタンダードをやろう”
”二人でお茶を”だけはごめんだ” マリガンが言う。
すると、その日、初めて、モンクは笑った。いや、笑ったかに見えた。いや、笑ったということにしておこうとマリガンは思う。
そのスタンダード、”スゥイート・アンド・ラヴリー”のなかで、マリガンの吹くフレーズを、なぞるようにモンクがピアノで繰り返すところがある。
その瞬間、隣家同志のパーテイで、そっと、モンクに垣根越しから握手を求められたかのようだとマリガンは思うのだった。


すなわち、ジェリー・マリガンのレコードとしても、セロニアス・モンクのレコードとしても、どこか中途半端ではなかろうかという位置づけ。
だが、近年このレコードは評価されつつあるように思う。ぼくの知っているジャズ通はみなこのレコードが好きだ。どうしてか?
モンクを知れば知るほどに、ジェリー・マリガンの音楽を聴けばきくほどに、このレコードは聴くものに面白さを与えてくれる。
そう、ジャズを知れば知るほどにこのレコードは旨味をまして聴こえてくるのである。極上の料理のように。
これは、その”マリガン・ミーツ・モンク”というレコードにまつわる ”なかったかも知れないし、あったかも知れないお話し”
ジェリー・マリガンは思案していた。

それは自分がまず言い出したことである。オレの音楽には何か新しいアイディアが必要だと。
だが、それについては、多くのものが苦言を呈する。
”セロニアス・モンクとの共演? おいそれだけはジェリーやめとけ。オマエが何を考えてるか良く分らないが、どう考えてもオマエの音(サウンド)とヤツ、モンクの音とは合わない。
とにかく、モンクのサウンドったら普通じゃない。普通じゃないやり方でやっている、まあ、黒人同志でモンクと共に生活しているような者なら、呼吸とやらで、あんなふうになるのかもしれないが、オマエはまずやめとけ。黒人のジャズ・ミュージシャンの間で物笑いのタネにされるだけだ・・・。”
また、あるものはこう言う。
”ジェリーあんたは今まで数多くのミュージシャンと共演盤を残してきた。スタン・ゲッツ、ジョニー・ホッジス、ベン・ウエブスター。そのどれもが素晴らしいと思う。その成功には、(”相手の個性を際ださせ、自らも生かすカウンターの名手”)("ブログ夢見るレコードから引用させて頂きました")そうした観念がそなわってるからだ。だが、セロニアス・モンクの音楽にはそうしたものが通じるかどうか・・・。私はその共演を勧めはしない。
また、毎朝、朝食をとるパンケーキの馴染みの店のおかみさんにも言われる。
”ジェリーやめときなよ。あんなヘンテコなジャズをやる人と関わるのは・・・”
極め付けは、長年、彼のバンドのベーシストを務めたビル・クロウのそんな会話。
ジェリー、ぼくらのリハーサルスタジオにモンクを招いた時のことを忘れたのかい? あの風変りの演奏のせいで、ぼくがベース・ラインを探すのにえらい苦労したことを。そうビル・クロウだけにビル・苦労だったよ。あの時、何かスタンダードをやろうってことになって、みんなで”二人でお茶を”をやったよね、
あの時の、その、お茶の苦さを、君はまさか忘れたわけではあるまい・・・”
だが、ジェリー・マリガンが思案していたのは別なところにあった。
モンクと演るのは決まったことだ。オレのなかでも。
で、セロニアス・モンクとやる黒人ミュージシャンは、どうこうあれ、みな、最終的にはモンクその世界、モンク国(こく)の住人となる。そして、そのモンク国の住人にふさわしい音を出す。
ジョニー・グリフィンだって、アート・ブレイキーだって、ジョン・コルトレーンだって、テナーサックスの父、コールマン・ホーキンスでさえ。
で、オレはそのモンク国の住人となれるのか?
いや、そういうことじゃないだろう・・・。
まず、オレはオレだ。
オレがやつらのようにプレイしても、やつらのようにはならんだろう。そう、物笑いのタネにされるだけだ。
そうさ、オレはオレ。
だが、あのモンクの圧倒的個性、音楽世界のなかで、オレは果たしてオレでいられるだろうか?
そんな思いを払拭する為に、彼はセロニアス・モンクのレコードを聴きまくる。
そして、レコーディングの日時は訪れる。
1957年8月13日 ニューヨーク reeves sound スタジオ。
暑さでアスファルトから湯気が噴出しているような街で、幾台ものアイスクリーム・トラックを見かける。
スタジオに入ると、そこにはすでに、セロニアス・モンクのバンドのメンバーであるベースのウイルバー・ウエアとドラムのシャドー・ウイルソンの姿がそこにあった。
”よっ、ウエスト・コーストのスターがお出ましだぜ。オマエさん、スタジオ間違えてるんじゃないの、こちらは、チェットもチコ・ハミルトンもあいにくのご不在だぜ” ドラムのシャドウ・ウイルソンが言った。
マリガンはサングラスを外しそれをシャツのポケットにしまうと、その言葉をシカトした。
もう一人の黒人、ウイルバー・ウエアをそっと覗き込みながら、マリガンは思う。
こいつは凄いベーシストだ。オレはベーシストには堅実さを求めるが、こいつのは、その対極にある何かだ。こいつが後ろで演奏するなり、バックの背景が変わってくる。途端の物語が息づき始める。それで、やつなりにその着下点が分かってる。
だらしがない酒飲み亭主で、毎晩、一晩中飲み屋をほつっき歩いても、最終的には翌朝女房のベッドに戻ってくる男。そんな話しを思わせる。
で、やつは多くのジャズ・フアンから変態ベーシストって影で言われてる。それをやつ自身は知っているのか?・・・・。
そんな思いを察したのか、ウイルバー・ウエアがマリガンに声を掛ける。
”おいマリガン、オマエもオレのことを変態ベーシストって思ってるのか?”
”まあな・・・”
二人の黒人ミュージシャンの目つきが鋭くなる。
マリガンは続ける。
”だが、その変態とプレイすることを真摯に望んでるオレは差し詰めチョーのつくほどのド変態って言ったところか・・・”
”ちげえねー”
ウイルバー・ウエアがそう言うと、”ウケルゼ~”と、シャドウ・ウイルソンも白い歯を見せて笑う。
そこにモンクがぬっと現れる。
一度面識のあるものの、その大男の姿からはやはり異様なものを感じる。あご髭、ハンチング帽、サングラス・・・。
”モンク2時間も遅刻だぞ。何処で何してきた。” プロデューサーのオリン・キープニューズが言った。
”風呂入ってた。” ぽつりとモンクは答える。
ジョークかと思ったが、サングラスを外したその眼は笑っていなかった。
モンクがピアノの前にゆっくりと腰かける。ウイルバー・ウエアとシャドウ・ウイルソンはすでにスタンバイは出来ている。
マリガンも首にバリトンを下げるとシャツの袖をまくる。
緊張していないと言えばウソになる。
”オレの曲をやりにきたんだろう。どうせ、オレのレコードしこたま聴いて。で、何からやる。”
モンクがそう言うと。
”ラウンド・ミッドナイトだ” マリガンはそう答える。
そこで、エンジニアのジャック・ヒギンズがテープを回す。
モンクがイントロを弾き出す。マリガンもそれに答えるようにそっとバリトンを絡めていく。
そして、あのメロディを吹き出す。スタジオに夜のとばりが舞い降りる。
そうして、そのままソロに入ってゆく。ウイルバー・ウエアの変態ぶりは今のところなりを潜めている。まるで、オレのプレイを熟知しているように。
マリガンのソロは、そんな夜が、決して黒人だけに来るものでないことを静かに主張しているかのようだ。黒人には黒人の問題があり、白人には白人の問題がある。そして、黒人白人どちらにもそんな夜がある。
そんな思いを受けて、モンクがソロ弾く。シャドウ・ウイルソンのブラシが冴えをみせる。そこにはやはり圧倒的なモンクの世界があった。まぎれもない確かな、ほかの誰でもないモンクの夜があった。
ナンバーは続いてゆく、その世界に引きずりこまれそうな力を感じる。モンクの一音一音に反応してしまう自分がいる。反応しても良いが、反応して適応してしまいそうになる自分がいる。モンク国、役所のその住民登録手続きの窓口に並ぶ自分を想像する・・・。
おつと、気づき、マリガンは踏ん張る。バリトンを吹き両足をひろげ。
モンクはぶれない、相手が誰あろとも、モンクは圧倒的にモンクのままだ。例え、その場に大統領がいようともモンクはただ自分の音楽をプレイする。
その時、何か、ある思いがマリガン気持ちをそっとよぎる。
オレはもちろんモンク国の住人ではない。黒人のように似せてプレイ出来ても、黒人にはなれない。が、オレとモンクの世界はつながっていると感じる。そう、モンクとオレは垣根を挟んだ隣同士だ。
プレイしながら、そんなふうに感じる。すると、肩の力がそっと抜ける。オレはオレだ。
セッションの最後に、モンクが言った。”何か、スタンダードをやろう”
”二人でお茶を”だけはごめんだ” マリガンが言う。
すると、その日、初めて、モンクは笑った。いや、笑ったかに見えた。いや、笑ったということにしておこうとマリガンは思う。
そのスタンダード、”スゥイート・アンド・ラヴリー”のなかで、マリガンの吹くフレーズを、なぞるようにモンクがピアノで繰り返すところがある。
その瞬間、隣家同志のパーテイで、そっと、モンクに垣根越しから握手を求められたかのようだとマリガンは思うのだった。

■
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by senriyan
| 2016-06-05 19:16
|
Comments(4)

いつも読ませていただいております。
その文章の説得力と創作力 圧倒されます…。
>ビル・クロウだけにビル・苦労だったよ。あの時、何かスタンダードをやろうってことになって、みんなで”二人でお茶を”をやったよね、
あの時の、その、お茶の苦さを、君はまさか忘れたわけではあるまい・・・”
このようにお茶目なウィットに富んだ会話は楽しいですね(笑)
私もこのアルバムのオリジナル盤が欲しいです。
その文章の説得力と創作力 圧倒されます…。
>ビル・クロウだけにビル・苦労だったよ。あの時、何かスタンダードをやろうってことになって、みんなで”二人でお茶を”をやったよね、
あの時の、その、お茶の苦さを、君はまさか忘れたわけではあるまい・・・”
このようにお茶目なウィットに富んだ会話は楽しいですね(笑)
私もこのアルバムのオリジナル盤が欲しいです。
キタサンコメントありがとうございます!!
ぼくも、キタサンのブログは何年も前からチェックしています。成金趣味ではない愛情溢れるオーディオのブログと思っております。
オーディオンチ(オーディオ音痴)なもんで笑われるかと思い、今までコメントを差し控えておりました。
キタサンのプレーヤーはこれは羨ましいかぎりなんですが、スピーカーはハルズ・レコードにあるものと同じものなんですね。
いやはや、購買欲をそそる音を出すスピーカーですこと。(笑)
ぼくのこのレコードは写真のとおりドリルホール穴あきなんですよ。で、VG で、安かった。
もし、このレコードを手に入れた際は、お持ちのスピーカーから出る音の印象をぜひ聞かせて下さいね。
ぼくも、キタサンのブログは何年も前からチェックしています。成金趣味ではない愛情溢れるオーディオのブログと思っております。
オーディオンチ(オーディオ音痴)なもんで笑われるかと思い、今までコメントを差し控えておりました。
キタサンのプレーヤーはこれは羨ましいかぎりなんですが、スピーカーはハルズ・レコードにあるものと同じものなんですね。
いやはや、購買欲をそそる音を出すスピーカーですこと。(笑)
ぼくのこのレコードは写真のとおりドリルホール穴あきなんですよ。で、VG で、安かった。
もし、このレコードを手に入れた際は、お持ちのスピーカーから出る音の印象をぜひ聞かせて下さいね。

senriyanさん、今回の「マリガンとモンク」・・・実はこれ、6日に珍しくバス旅行の帰路、大阪・豊中付近で大渋滞に合い、これは堪らん・・・という状況の下、「おっ、更新してる!」と嬉しく読んだのですが、ひと時・・・渋滞の苦渋を忘れさせてもらいまして大変ありがったかったです。ただ読んだ後、どうにもこのレコードを聴きたくなって困りましたが(笑)
今日、ちょっと休みが取れたので、午後からこのレコードを取り出してきていろいろ聴きました。しあわせ~(笑)
Sweet &Lovely・・・仰るようにこのスタンダード曲、何かしらペイソスを感じさせるいい演奏になってると思います。モンクがテーマを吹いてる時とソロの場面ではバックでマリガンが小さめの音で半音づつ下がってくるようなカウンター・メロディを吹き、そしてマリガンのソロの時はバックでモンクが何やらパラパラと合いの手フレーズを弾いている。これ、たぶん2人が相談してそういう構成にしたのだろうと思うし、そのことで演奏がとっても生き生きしたものになっている・・・そんな気がします。実にいいレコードであります!
今日、ちょっと休みが取れたので、午後からこのレコードを取り出してきていろいろ聴きました。しあわせ~(笑)
Sweet &Lovely・・・仰るようにこのスタンダード曲、何かしらペイソスを感じさせるいい演奏になってると思います。モンクがテーマを吹いてる時とソロの場面ではバックでマリガンが小さめの音で半音づつ下がってくるようなカウンター・メロディを吹き、そしてマリガンのソロの時はバックでモンクが何やらパラパラと合いの手フレーズを弾いている。これ、たぶん2人が相談してそういう構成にしたのだろうと思うし、そのことで演奏がとっても生き生きしたものになっている・・・そんな気がします。実にいいレコードであります!
bassclefさん、コメントありがとうございます!
そして、記事に”夢見るレコード”の一部使わせて頂きましたこれにもありがとうございます。
いや~、大渋滞のエピソードリアルに伝わってきました。今後とも大渋滞時には本ブログを!(笑)
で、”マリガン・ミーツ・モンク”というレコード。実はぼくはそれまでそれほど対した内容ではないと思っていたのですよ。
個性のあるモンク・トリオが、ジェリー・マリガンとの共演を受け入れて、淡々とした演奏をするレコード位に。
まあ、これがソニー・ロリンズであればこうはならないと。
で、正直言いますと、bassclefさんのあの記事を読んでから、ジェリー・マリガンのその共演盤の哲学を知り、
で、このレコードを知り、そうか、ジェリー・マリガンには、こういう一番もあったんだなと。
そんな思いでこのレコードを聴くとやっぱり違いますよね。(笑)
これはまさに、ぼくにとってまさに妄想しがいのあるレコードと言えます。
bassclefさんから頂いた再コメントですが、前回のビーチ・ボーイズの方に入ってまして、すいません、移動する術が分かりません。
そちらのほうでコメントいたします。
そんな気持ちで聴くこのレコードは、これはやっぱ聴き方変わってきますよ。
そして、記事に”夢見るレコード”の一部使わせて頂きましたこれにもありがとうございます。
いや~、大渋滞のエピソードリアルに伝わってきました。今後とも大渋滞時には本ブログを!(笑)
で、”マリガン・ミーツ・モンク”というレコード。実はぼくはそれまでそれほど対した内容ではないと思っていたのですよ。
個性のあるモンク・トリオが、ジェリー・マリガンとの共演を受け入れて、淡々とした演奏をするレコード位に。
まあ、これがソニー・ロリンズであればこうはならないと。
で、正直言いますと、bassclefさんのあの記事を読んでから、ジェリー・マリガンのその共演盤の哲学を知り、
で、このレコードを知り、そうか、ジェリー・マリガンには、こういう一番もあったんだなと。
そんな思いでこのレコードを聴くとやっぱり違いますよね。(笑)
これはまさに、ぼくにとってまさに妄想しがいのあるレコードと言えます。
bassclefさんから頂いた再コメントですが、前回のビーチ・ボーイズの方に入ってまして、すいません、移動する術が分かりません。
そちらのほうでコメントいたします。
そんな気持ちで聴くこのレコードは、これはやっぱ聴き方変わってきますよ。