新年、日本酒に合うディブ・ブルーベックの一枚 |
本年もよろしくお願い致します。
このアルバムはキタサンも知りませんでした。
ブルーベックは日本では過小評価されているジャズマンですよね クラッシックの素養を持つのでコアなジャズファンからはちょっと敬遠されているのかもしれません。
国内のみならずヨーロッパ、東南アジア、中近東etcワールドワイドに行動された稀有なジャズマンかと思います。
このアルバム聴いてみたい気がします。
こちらこそよろしくお願いします。
私も今までそれほど興味を持てずにいたのですが、これは良いレコードだと思います。
ジャズの歴史が先入観で恐らくスルーしている。
音質もバツグンです。この頃のコロンビアというレーベル、恐らく機器を選ばない。
私なら、機器を選ばずに、このレコードを選ぶという。
Deve Brubeck/Paul DesmondのCBS緒作~僕はけっこう多くの作品を持ってたはずですが、なぜか・・・この「日本の印象」が見当たりません。ひょっとしてsenriyanさん分析の≪先入観で恐らくスルーしている≫~これ、当たってるかも(笑)
で、しかしsenriyanさんの記事でちょっと聴いてみたい気持ちになり(こういう時に便利・笑)you tubeでいくつか聴いてみました。
僕には、Fujiyama という曲がとってもよかったです。正統的なジャズ・バラードで、とても品のいい静けさ・・・そしてそれは・・・senriyanさん仰るところの ≪どことなく漂う、憂い、陰影、静観、ポール・デスモンドのしっとり感≫ なんだろうなあ、と感じ入ったしだいです。デスモンドの音色もブルーベックのピアノ(ソロ内容も)もいい音してます。
追伸~60年代初期~中期の米CBSのステレオ盤って、ホント、いい音(録音)ですよね。(まあCBSの丸みのある温かい音が好みということかもしれませんが)
KOTO SONG の日本風味の匙加減の絶妙さは、さすがだなと思います。 日本人なのに日本っぽさを表現できない人が多いのに、異邦人にここまでされるとは・・・・なんだか色々考えさせられます。 色々聴くことは大事ですね。
”Fujiyama” そうなんですよ。ぼくもあの曲辺りでこれはなんか違うぞ、いいんじゃないかと思ったわけです。
なんか、日本人と共通するわびさびを理解しているのか、リスペクトなのか、どうにも自然ですね。
むしろ、日本ジャズのフジヤマの表現解釈の方が気恥ずかしいこともある。
それで、この頃マイルス一派がモードで出すレコード出すレコード話題を独占してジャズを牽引していたわけですが、このブルーベックなんかの立ち位置は真逆にありますよね。でも、両方ともプロデューサがテオ・マセロで同じというのも面白いです。
そして、このレーベルの音についても共感して頂いてありがとうございます。
いや、リーバサイドといいこれといい、やっぱり、レコードを贔屓しないでいられません。
あと、そう、今年は、白人系ビックバンドを狙っていきます。
”KOTO SONG ” なかなかだと思います。琴と縦笛のそれを意識したという話しを聞いたことがあります。
私はジャズというジャンルのなかで色々聴いているのですが、どうも、広いだけで浅いというのも感じます。
でも、やっぱり、こういう聴き方、買い方なんだろうな。しかし、さらに年をとって、ロリンズだけとか、どっかの国のジャズを研究するとか、そういう世界も悪くないかなと。